【生涯鑑賞600本以上】まにしのベストムービー

#movie

こんにちは。映画大好きまにしです。

“映画好き”と一言で言っても、なかなかいろんなジャンルがあって、初手自己紹介で牽制しがち。

ということで、僭越ながら私のベストムービーを羅列させていただこう。

「あ、結構まにしと趣味合いそう」

って思っていただけたら光栄である。

10位『ブルース・ブラザーズ』

【あらすじ】生まれ育った孤児院のピンチを救うため、かつてブルースバンドを組んでいた兄弟が奮闘するドタバタコメディ。

通勤時の満員電車に疲弊して、「電車でサクッと観れる映画ない?」と父親に聞いたとき勧められたもの。

誰もが一度は耳にしたことのある超有名楽曲とド派手なコメディ演出に、いつ観ても元気がもらえる。

9位『きっと、うまくいく』

【あらすじ】インドの名門大学に通う3人組の、泣いて笑えるヒューマンコメディ。卒業から10年後、ファルハーンとラージューは音信不通となっていたランチョーを探すが…。

インド映画特有の170分という長尺だが、人生における大切なものが詰まった見応え抜群の映画。

劇中の“All is well”という楽曲が聞いてるだけで楽しくてポジティブな気持ちになれる。今だにたまに聞く。

8位『バッファロー’66』

【あらすじ】刑期を終え釈放されたビリーは、両親に服役中だったことを隠し、勢いで「婚約者を連れて実家に帰る」という嘘をついてしまう。嘘がバレないよう、通りすがりのレイラを誘拐して連れて帰るが、その道中二人の関係性は変わっていき…。

監督、脚本、主演、音楽すべてをヴィンセント・ギャロが手がける。90年代にミニシアターで公開され、カルト的人気を誇ったとのこと。

このヴィンセント・ギャロのつくりだす、寂しくてノスタルジックで自虐的な世界観がたまらない。グラフィックにもキレがあり、何度浸っても麗しい映画である。

7位『マティアス&マキシム』

【あらすじ】幼馴染のマティアスとマキシムは、友達の妹が撮る映画のワンシーンとしてキスシーンを撮ることになる。その出来事をきっかけに、絶妙なバランスを保っていた二人の関係性が変わっていき…。

カナダの若き天才と称される監督、グザヴィエ・ドランが自らも主演を務める。繊細な心理描写が好きすぎて、DVDも持ってる映画。

もしドランくんが好きならば、絶対観てほしい一本である。もしドランくんを観たことないのであれば、ぜひ『胸騒ぎの恋人』あたりからどうぞ。

6位『オールド・ジョイ』

【あらすじ】もうすぐ父親になるマークが、旧友のカートから久しぶりに連絡をもらい、キャンプへ行くことになる。

美しい自然をぼんやり眺めるスーパーヒーリングムービー。この映画を観ると、太陽のあたたかさや、心の底で思ってる静かな持論を大切に思える。

景色は気持ち良くも、今なおヒッピーのような暮らしを続ける自由なカートと、もうすぐ父親になるマークの価値観の違いが要所要所でちくりと刺さる。

5位『トゥルー・ロマンス』

【あらすじ】ひょんなことから大量のコカインが入ったスーツケースを入手したクラレスが、恋人のアラバマと破滅的な逃避行を繰り広げるバイオレンス・ロマンス。

タランティーノの脚本を、『トップガン』などを手がけるトニー・スコットが映画化。イカれた二人のイカれた逃避行が最高にロマンティック。

本屋大賞をとった『流浪の月(作:凪良ゆう)』にこの映画の話があって、実はそれきっかけで知った。深夜観るのにたまらない映画なので、カップルでもぜひ。

4位『プルートで朝食を』

【あらすじ】IRAのテロ活動が頻繁に行われていた、1970年代、不安定なアイルランドが舞台。生まれてすぐ教会に捨てられていた男の子、パトリックは、幼い頃からドレスや化粧が大好きで自らを“キトゥン”と名乗るようになる。

キトゥンを演じるのは、当時20代のキリアン・マーフィ。私はキリアンに一目惚れをして映画にハマったので、映画を好きになってからかなり初期に観た思い出の映画。

どんよりした時代のなか、懸命に生きるキトゥンの愛らしさが今だにずっと胸に残り続けている。

3位『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』

【あらすじ】ドイツ生まれの少年の夢は、アメリカでロックスターになること。米兵と結婚するため性転換するも手術は失敗し、股間に1インチの手術痕が残ってしまった…。自由と愛を求め歌う、ロックバンド“アングリーインチ”の物語。

古代ギリシャの哲学者プラトンが著した『饗宴』で出てくる一説が、劇中に登場する“愛の起源”という曲の元となっている。

人間には、ゼウスによって切り離された自分の“片割れ”がいる。私の恋愛においての価値観は、この映画をきっかけに築かれたといっても過言ではない。

2位『Mommy(マミー)』

【あらすじ】「発達障害児の親が、経済的困窮や身体的・精神的危機に陥った場合、法的な手続きなく養育を放棄し、施設に入院させる権利を保障する」__舞台は“S-14法案”が可決された架空のカナダ。この法律により、運命が大きく左右された親子がいた…。

カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した本作。プレミア上映された際には、13分間のスタンディングオベーションを受けて評されたという。

未亡人のダイアンと、ADHDの息子スティーヴ。楽しい日々と、確かな現実。決して目を逸らすことのできない物語と美しい映像表現により、脳に焼き付いて離れない映画となった。

1位『スタンド・バイ・ミー』

【あらすじ】オレゴン州の田舎町。少年4人は行方不明になった少年の死体を探しに、ひと夏の冒険に出かける。

音楽、映像、余韻、全てが整備され尽くされていて完璧な映画。少年たちの冒険物語としてのおもしろさもあり、置かれた環境から抗えない独特のやるせなさもあり。

観終わった後、名作が名作たる所以はあるものだなと納得したのを覚えている。

私はこの先の人生で、あとどのくらいの人に出会い、別れるのだろう。もう二度と会わないであろうかつての友人たちを、この映画を観るたび思い出す。


いかがだったでしょうか。

映画は、自分だけの人生を生きていても気づかないこと、行ったことのない場所、会わなかった人に会わせてくれる最高のエンタメである。

このランキングは数年の間そこまで変動していないが、むしろ次変動するのはいつだろう、どんな出会いがあるだろう、と毎回映画を観る度にわくわくする。

これを読んでくれた皆さまにも、素敵な映画との出会いがありますように。

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